繁栄している歯科医院の特徴(セミナー情報より)
point 1 “ちょっと一言から”
繁栄している歯科医院がある。そこでは、ユニットに座っている初診の患者に、担当する医師がマスクをとって声をかける。
「こんにちは、私があなたを担当する小田島です。どうぞよろしく」
穏やかな口調でこう言われると、患者はホッとして心を開き、その瞬間に説得されたも同然の状態になる。そうなると患者が次の患者を口コミで連れてきてくれ、この医院は大繁昌している。
point 2 “チームワーク医療の実現”
チームワーク医療それは、時代の流れに対応した診療スタイルの確立により、夢を現実にすることが可能になります。また、一番大事なのは、情熱と情報提供であります。
これからの医院の繁栄には、特別な特効薬はありませんが、同じスタートラインに立って、院長先生の情熱とスタッフの力を借りて、患者さんへの情報提供が医院繁栄のキーワードになっています。
point 3 “予防中心の診療スタイルに”
定期的に予防で通院して頂くと経営が安定していきます。また、予防の患者さんが増えていくとデンタルIQが高くなり、自然と私費の治療へと移行していきます。そのために衛生士と患者さんの時間をしっかり取りましょう。
衛生士が1枠1時間で1日6人の患者さんを見られるスタイルが理想です。予防の仕組みづくりにはパンフレットの自作等、3年かけるつもりで取り組まれると良いでしょう。特に10年以上患者さんとの信頼を積み重ねて来られた先生は、予防中心に移行されるのをおすすめ致します。
患者さんが通い続ける仕組みについて詳しくはこちらをご覧下さい。
point 4 “ユニット増設とスタッフは先行投資”
意思決定のアドバイスを受けられているでしょうか?
投資すべきタイミングを逃してしまうと成長が難しくなります。
ユニット増設は立地や患者さんの動向にもよりますが、1日に入れられる最大予約数の7割ぐらいまで患者さんが来たら考えられると良いでしょう。
また、スタッフの採用は治療が多い医院の場合ですと、1台1日8人計算で1人20分の間隔で予約が入るようになったら採用のタイミングです。
point 5 “衛生士がアポイントを取る”
当たり前のことですが、衛生士の離職しない医院は繁昌しています。衛生士が患者さんのアポイントを取る仕組みを作ると、自分で調整できるため子育て中の衛生士でも離職せず働き続けることができます。
point 6 “スタッフの戦略なくして医院の成功なし”
従業員にとっての最大の繁栄とは、単に高い給料を得るというだけでなく、最高能率を発揮できるようにして生来の能力の許すかぎりの最高の仕事ができるようにすることであり、それができるような仕事の与え方が、給料を高くすることよりもむしろ大事であり、女性スタッフに「夢」と「ロマン」を与えることができる医院は繁昌します。
通い続ける仕組み創り
- 収支のバランスを考える経営を持続する上で大事なことは、患者さんが通い続けたくなる仕組み創りに医院一丸となって取り組むことです。
- 「時代背景を知る」時代が変わった。
- 国民のニーズは健康への意識が高まっている。
- 患者さんの立場になって、医院経営を見直して行く必要が生じている。
- 予防で二極化が起こる時代になっている。
- 正しい方法を知って、効率の良い道具で実践する。
- 持って帰れるデータがなければ口コミは起きない。
- プラークスコアーなど変化を見せることで継続性が高まる。
- 有形化(数値化)することで無形の価値が高まる。
- その実践方法の一つとして、パソコンを有効活用する必要がある。
- 図形やグラフを用いた説明をすることだ。
- 今日の結果はどうか。
- 結果が悪ければ、少し怒って「もう少し頑張って次回は楽しみにしているよ」と声をかける。
- 結果が良ければ、「この調子で」と褒めてあげる。
- 患者は院長から一言でも声を掛けられると嬉しいものだ。
- この二通りの言葉が患者に希望を与えることになる。
- そのためには情報を収集し、データを蓄積することが必要である。
- 画像などのデータをスピーディに処理し、スタッフが効率よく働くための武器として「デンタルX」というソフトが活躍している。
- 検査結果をデータ化し、情報提供することが、差別化に繋がる。
患者さんとの接点
- 繁栄する歯科医院のポイントは、「情熱と情報提供」院長先生の情熱とスタッフ一丸となって情報提供することが大事です。
患者さんが歯科医院を選択して、来院した場合の医院と患者さんとの接点例を表示しています。患者さんと関わる一つ一つの接点が医院の評価に繋がる重要な部分になりますので、チェックリストを作成したり、責任者を明確にするなどの工夫が必要です。
患者さんが歯科医院を選定する場合、看板などよりも口コミでの来院が多いのですが、最近では口コミさらにホームページで検索した上で来院される患者さんが増加傾向にあります。
参考までに当事務所では「エントラスト」に依頼してホームページを作成しました。(この会社は歯科専門のホームページ屋さんです)
これまでは広告などの宣伝費は運営費の一部でしたが、今後は戦略費としてホームページの活用が重要な時代になってきます。